話芸
うちなー噺とぶくぶく茶
天から赤猫
那覇、国際通り裏手につづく焼き物(やちむん)のまち「壺屋通り」。
300年を超える歴史があり、いまも多くの窯元や店舗が軒を連ねる。
掘り出し物の作品を金持ちに転売し利ざやを稼ぐ男、壺屋通りを探して歩くが目ぼしいものがなかなかみつからない。ふとみつけた古びた食堂にはいる。沖縄そばを注文するあいだ店内をながめると数匹のネコが目に入る。ネコがエサを食べる皿には見事な魚の絵柄が。確認すると人間国宝・金城次郎の大変高価な大皿であった。猫の餌入れにされているお宝をオジーにさとられずに手に入れようと男は奮闘するがオジーはなかなかのくせ者。男は無事に大皿を手に入れることができるのか。